極上のくちどけ。茶寮 宝泉「わらび餅」

四季を彩る庭園を眺めながら、できたてのわらび餅を。

下鴨神社近くの静かな街並みにある茶寮宝泉。
格式ある門構えのお店です。
門を通り抜けると、そこは築100年以上の日本家屋。
靴を脱いで、少しあらたまってお邪魔します。
手入れの行き届いた畳廊下をそそと歩いてお座敷に。
縁側の向こう側には庭園が広がり、美しい景色がまるで絵のように目に映ります。

わらび餅は茶寮宝泉の名物。
その美味しさは京都一とも言われています。
つやつやで見た目も美しいわらび餅。
ひとくちいただくと、お口の中ですうっととろけていきます。
とても上品な極上の口どけはここでしか味わえない感覚です。
希少な国産本わらび粉だけで作られているという茶寮宝泉のわらび餅。
凝固剤などの添加物が一切入っていないので、時間が経つと出来立ての弾力がなくなってしまいます。

出来立てのとろとろのわらび餅。
甘味がついているのでまずはひとくち、そのままいただきます。
わらび餅本来のおいしさを鑑賞したあとは、お好みで黒蜜をかけて。
沖縄産波照間黒蜜のコクのある甘みがわらび餅に絡んでとても美味。
添えられた丹波産大納言しぼり豆と和三盆お干菓子で余韻を楽しみます。

夏は、氷しるこもおすすめのメニュー。
丁寧に裏ごしされたこしあんで作られたおしるこを凍らせたという氷しるこ。
あんに氷をのせたものとは違い、水っぽさは一切ありません。
それゆえに、おしるこの濃厚な美味しさをそのままいただくことができます。
氷のつぶつぶ感やざらざら感もなく、とても滑らかで極上ののど越し。
もちもちの白玉と丹波産大納言小豆を添えて。
あっさりとした上品な甘さが暑い京都の夏にぴったりです。

伝統的な日本家屋の優雅で落ち着いた雰囲気そのままの店内。
玄関や床の間をはじめ、至る所に季節のお花や設えが。
和の心とおもてなしを豊かに感じさせてくれます。
今の季節は、目の前に広がるお庭の緑が涼しげで、夏の情緒がたっぷり。
お座敷に座って、絶品のわらび餅や氷しるこでひんやりと。
心地いい日本の夏、京都の夏を堪能してください。

お店情報

店名 茶寮 宝泉
住所 京都市左京区下鴨西高木町25
販売期間 通年
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